先日に引き続いてのご紹介になるBubbleback、本日の2本はいずれもコンビのモデルです。ときに節操のない印象にもなりかねないのがコンビモデルの難しいところですが、ことBubblebackに限ってはその懸念は全くの杞憂です。

AFTERでも当初から継続的にご案内している34mmのヴィンテージロレックスや、あるいはカルティエなど比較的小ぶりで意匠性の高いドレスウォッチ。これらが注目させるようになって久しいなかで、今このタイミングでこそのBubblebackに肯首するのは昔からのコレクターというよりはむしろ、より柔軟な感覚でファッションとして時計を手に取ってきた比較的若い世代の方なのかもしれません。
32mmとコンパクトながら、Bubblebackの名前の通り泡のように膨らんだケースバックの厚み、またデザイン性豊かな文字盤の顔つきによって、腕の上での存在感は数字以上です。欧米のウォッチシーンで注目の高まっているPatek Philippeの96のように、その完成されたデザインや希少性、またプレシャスな素材やブランドイメージ、これらが小さな中に凝縮されることによる高揚感は他では得られません。

やはり人気のブラックは、セミユニークダイヤルの一本。この時代でしかあり得ないほど情報量の多い文字盤は、全体のバランスによるものか、意外なほどに収まりの良いデザインです。ブレスレットは当時のロレックスのオリジナルのものがセットされており、その希少さは言わずもがなです。

均一で綺麗な灼けがその歴史を物語る一本。シャープなブルースチール針と、当時の販売店であったミラノの宝飾店の名前が目を惹きます。ラグとラグの間にフラッシュフィットのようなカバーのある通称カバードは、マーケットでの人気も高い仕様のひとつです。
ブレスレットは、当時ロレックスのサプライヤーであったCLEWCOのもの。MADE IN ENGLANDの刻印が見て取れます。


コンディションやディテールの整合性また希少性、全てにおいて申し分のないことはもちろんですが、それが単なる懐古趣味ではなく欧米も含めたウォッチシーンで今もっとも新しいになっているという事実こそ、より柔軟な感覚で時計を選んでいただくAFTERのお客様にとって魅力的なことではないでしょうか。
