当店AFTERが得意とする34mm径のオイスター。その幅広い魅力については以前にHODINKEE Magazineでも取り上げていただいた通りです。一方でこのジャンルは、同じRolexのスポーツモデルとは異なり、分かりやすいディテールの違いや惹きのあるモデルが決して多いわけではありません。
そんな中で今回ご紹介するのは、それぞれK14YGとSSのケースを持つ2本のRef. 6564。比較的メジャーなRef. 1002の前身にあたる1950’sのオイスターパーペチュアルであり、一口にRef. 6564といっても実に様々なバリエーションがある中で、非常に強い印象のフェイスを持つスペシャルモデルです。

インデックスは3-6-9のいわゆるエクスプローラーデザイン。これだけでも非常に人気のディテールですが、加えて文字盤は他でもないハニカムパターンです。
以前にAir-KingのHoney Combをご紹介したこともあるように、ハニカムの個体はモデルを問わずもっとも探されているもののひとつ。この文字盤に感じられるシャープで引き締まった印象はハニカムでこそですが、良い個体が出てくることはほとんどありません。まして綺麗な灼けが見られるものとなればなおさらです。
さらに各パーツに目を向けても、時分針はDolphin Hands、秒針はブルースチール、クラウンはプラスマークの入ったものなど、オリジナリティも言うことなしでしょう。
Ref. 6564をはじめとする34mm径のRolexは、以前からのコレクターなどスポーツモデルを中心に見てきた方にとって、これまで注目する機会のなかったジャンルかもしれません。
しかしそのサイズならではの腕馴染みのよさや独特の凝縮感には、初心者から玄人までが楽しめる懐の広さがあります。まさに今だからこそ選べる、新しいヴィンテージではないでしょうか。