「美しい道具」というコンセプトを持つ10 eyevanはブランドの誕生当初から、道具としての機能性と同時に、美意識にもかなう素材とデザインを突き詰めたモデルのみをリリースしてきました。そんな10 eyevanからのこれ以上のない提案であり、全てのパーツに妥協のない最高級の素材を採用したスペシャルモデルとして先にご紹介していたIII CELLULOID no.1 FR 1035BKGG。そのレンズの玉型違いのモデルが入荷しています。
蝶番をフレーム本体に固定するリベットはK18YG製です。十分な強度出すために、通常のコレクションに用いられるものと比べてより太く、パーツ自体を再設計したと言います。同じくK18YGが用いられているのがテンプルのエンドチップ。眼鏡の重量バランスを調整する役割もあるパーツとして、より比重の大きいK18YGが適していることは言うまでもありません。
フレームの素材はデッドストックのセルロイドです。これまでも10 eyevanのフレームでは、デッドストックもしくはデッドストック同様に長期間寝かせたセルロイドが使用されてきました。
ただしブラックのデッドストックは例外中の例外。ブラックのようなカラーは素材としての需要も多く、デッドストックとして残っていること自体が非常に稀で、眼鏡の素材としてもそう簡単に選べるものではありません。この特別なブラックには、これまでのブラックとは違う新しいカラー品番が割り当てられています。

また鼻パッドには本鼈甲が用いられています。眼鏡の素材としても最高級品のひとつである鼈甲は、他の素材にはない陰影と透明感、また肌に触れる素材として身体への親和性が高いことが特徴です。デザイナーが折に触れて口にする「眺めたときや手や肌に触れたときの素材の高揚感」において、これ以上の素材はないのではないでしょうか。
前回のモデルも今回のモデルも、何よりもまずデザイナー自身が欲しくて作ったということもあり、店頭での取り扱いも決して多くはありません。取り扱いのある眼鏡店も、店頭に並べるためにというよりはオーナー自身が欲しくて仕入れることがほとんどだそうです。
そんな中AFTERでは、多くのお客様に手に取っていただいた前回のモデルと同様に豊富な在庫をご用意しています。派手さに逃げずに上質を突き詰めた先にある究極の普通、ぜひお試しになってください。