







時計産業を代表するのがスイスであるように、眼鏡と言えば誰もがドイツをイメージした1970年代。当時Rodenstockとならんで高品質なことで知られていたのが、他でもないMarwitzです。
そんなMarwitzのヴィンテージフレームの中には、ZEISSに買収され傘下のフレーム部門となって以降、ソ連崩壊によって東西ドイツが統一されるまでの間に生産された、“ZEISS West Germany”のロゴが入るモデルが存在します。

そんなMarwitzの“ZEISS West Germany”のモデルが、完全なデッドストックの状態で入荷しています。
眼鏡が単にファッション的なものとして着用されるようになる以前の時代に生まれた、光学製品としての矜持の感じられるフレームが特徴で、大ぶりな玉型やツーブリッジには当時の時代感を見ることができます。
細かい部分に目をやると、智が下がったデザインは確かにドイツらしい点でしょうか。一方で鼻幅に余裕があるあたりには、現代にも通ずるある種の今っぽさが感じられます。
EYEVAN 7285の新作としても以前にご紹介したように、90年代以前のジャーマンフレームが流行の兆しを見せています。しかし一方でこれまで注目が浅かった分野なこともあり、ZEISSかつWest Germanyといった点にこだわってセレクトしている店舗はほとんどありません。
光学領域において最先端であり続けたドイツの誇るZEISSとMarwitz、その歴史の厚みは現代の流行とも相まって、まさに次のヴィンテージになるのに十分なポテンシャルを持っているように感じています。
ZEISSのレンズを取り扱うAFTERとして、ぜひ積極的にご提案したいコレクションです。ぜひ店頭にてご覧ください。