




様々なマイナーチェンジを繰り返しながら、30年にわたり製造されたRef. 1016。今回ご紹介するのは、1967年から製造されたマットダイヤルのうち最初期のMk1。カエルの足のように大きく広がったRolexの王冠マーク“Frog Foot”が何よりの特徴です。
さらにそのMk1の中でも17~から始まるシリアルの一部にのみ、3・6・9の夜光が特にたっぷりと盛られた個体が存在します。ファットフォントと呼ばれるこの個体は数が少なく、Mk1が10あればようやく1出てくるといったところでしょうか。欲しいからといって探せばすぐに手に入る物ではなく、物が出てくるまで腰を据えて待つ必要があります。
Ref. 1016の3・6・9の文字は元々がキャッチーな見た目ですが、このように夜光が盛られるとなおのこと。ヴィンテージロレックスという硬派なジャンルにあって“かわいい”と言えるディテールはそう多くありません。ささやかな違いではありますが昔からコレクターからの人気は高く、好きな人であれば一目でそうと分かるでしょう。
文字盤が全て手作業で制作されていた当時、もしかすると一時期だけたっぷりと夜光を塗る職人がいたのかもしれません。ヴィンテージらしい、想像を豊かにさせてくれる一本です。
SPECIFICATION
EYEWEAR | |
SIZE | |
MATERIAL | |
COLOR | |
WATCH | |
REFERENCE | Ref.1016 |
MODEL | Explorer 1 |
CASE DIMENSIONS | 36mm |
GLASS | Plastic Windshield |
DIAL | Matt dial |
MOVEMENT | Automatic |
CALIBER | CAL.1570 |
BRACELET | US Rivet BRACELET |
YEAR | 1967 |
OTHERS | |
MATERIAL | |
VARIATIONS | |
COLOR | |